歯科麻酔科

お知らせ

診療科?センター紹介

歯科麻酔科 石田先生診療責任者
中澤 碧
歯科麻酔科という言葉にみなさん親しみが少ないかと思います。
歯科の麻酔といえば注射(局所麻酔)を思い出されるのではないでしょうか。
私たち歯科麻酔科は局所麻酔ではなく、一般の歯科医院では治療ができない患者さんに対して全身麻酔や静脈内鎮静法を行っています。
当院では日帰り全身麻酔での対応も可能です。日帰り全身麻酔の診療日は土曜日なので、学校や仕事を休まず、治療を受けてその日のうちにお帰りいただけます(詳細は「診療方針」をご参照ください)。

診療体制

 歯科麻酔科では、口腔外科の手術における麻酔(全身麻酔、静脈内鎮静法)を担当します。また、一般の歯科医院では治療を受けることができない患者さんを対象に、日帰り全身麻酔下での歯科治療も行っています。当院は大学病院として多くの専門診療科があり、そうした診療科とリアルタイムに情報を共有しながら治療を行うことが可能で、全身疾患のある患者さんでも安心して治療を受けていただけます。
 
障がい者歯科診療
 2020年度より、当院では横浜市の北部地域で数少ない「日帰り全身麻酔下での障がい者歯科診療」を開始しました。日帰り全身麻酔の診療日は土曜日に設定しておりますので、学校や仕事を休まず、治療を受けてその日のうちにお帰りいただけます。当院では原則として術前診察と全身麻酔下での治療だけを行います。治療終了後は、かかりつけ歯科医の先生方に逆紹介させていただき、メインテナンスのご協力をお願いしています。
 今後より良い病診連携を構築し、障がい者歯科診療を地域全体で行いたいと考えています。
 

診療方針

日帰り全身麻酔下歯科診療の流れ

かかりつけ歯科医の先生方から当院を紹介 (紹介先:病院歯科)
     ↓
【昭和大学横浜市北部病院】
1日目 (土曜日)
簡単な問診や口腔内診察、全身状態の確認、オルソパントモグラフィなどのレントゲン撮影を行います。
「日帰り全身麻酔下歯科治療 前日?当日の流れ」を説明します。
     ↓
2日目 (治療を予定された週の月~水曜日のいずれか)
①全身麻酔に必要な検査(血液検査?心電図?胸部レントゲンなど)を受けていただきます。
②威廉希尔·(WilliamHill)官方 - 中文网站に感染していないかPCR検査を受けていただきます。
     ↓
3日目 (土曜日)
①全身麻酔下歯科治療を行います。
②治療後1時間程度休んでいただき、麻酔から回復し次第退院となります。
③帰宅後、歯科麻酔科医より体調確認の電話をします。
※治療前日にも歯科麻酔科医より体調確認の電話をします。
※患者さんの口腔内の状態によって、日帰り全身麻酔下歯科治療を複数回行う場合があります。
     ↓
当院での治療終了後、かかりつけ歯科医の先生方に逆紹介 (メインテナンスのご協力をお願いしています)

特徴的な診療領域

2023年度
全身麻酔 (入院症例) 153件
全身麻酔 (日帰り症例) 16件
静脈内鎮静法 288件

主な対象疾患

  • 歯科?口腔外科の手術を受ける患者
  • 一般の歯科医院では治療を受けることができない患者
    (例:歯科治療恐怖症、嘔吐反射、全身疾患の合併など)

診療内容や特色の詳細

日帰り全身麻酔下歯科治療の対象患者
  • 知的障害、精神障害のある患者
  • 重度の歯科恐怖症患者
  • 重度の嘔吐反射がある患者 など
※小児の対応も可能です。口腔外科の手術、全身状態が悪い、独居の方などは原則入院になります。

スタッフ紹介

医師名 役職 専門分野 資格
中澤 碧
なかざわ みどり
診療責任者?助教 麻酔全般 日本歯科麻酔学会:歯科麻酔専門医?認定医
生方 雄平
うぶかた ゆうへい
助教
麻酔全般
日本歯科麻酔学会:歯科麻酔認定医
下野 史菜子
しもの しなこ
助教 麻酔全般
松村 憲
まつむら ただし
助教
麻酔全般

医療従事者の方へ

研究内容

  1. 静脈内鎮静法
    静脈内鎮静法の安全性と快適性について研究しています。

  2. 輸液
    全身麻酔時の輸液の安全性について研究しています。

  3. その他
    麻酔症例の分析?評価を行い、学会発表しています。

医療連携?紹介制度について

完全紹介予約制
先生方のもとで何らかの理由で治療ができない患者さんがいらっしゃいましたら、当院歯科?歯科口腔外科にご紹介ください。詳しい紹介方法については、「患者さんのご紹介について」をご参照ください。
歯科治療に関連した慢性疼痛や感覚異常でお困りの患者さんが居られましたら「ペインクリニック」対応も可能です。ご連絡お待ちしております。

助教