密封小線源治療（放射線治療科）

密封小線源治療について

当院では前立腺がんに対して密封小線源治療を積極的に行っています。
この治療法には、以下のようなメリットがあります。

１．低侵襲性：密封小線源治療は、麻酔下で細い針を用いて放射性物質を前立腺に植え込む手法です。
　　これにより、体への負担が少なく、回復期間も短くできます。

２．高い治療効果：密封小線源治療は、前立腺がんの早期段階において、外科手術や体外照射による放射線治療と同等の治療効果が期待されます。
　　また、再発リスクも低いとされています。

３．副作用リスクの軽減：密封小線源治療は、がん細胞のみに対して高い放射線量を与えるため、周囲の正常な組織への影響が少なく済みます。
　　これにより、尿失禁や勃起不全といった副作用のリスクが低減されます。

４．治療期間の短縮：密封小線源治療は、通常1回の手術で完了し、入院期間も短いため、生活への影響が少ないです。
　　また、治療後の経過観察も容易です。

５．他の治療法との併用が可能：密封小線源治療は、外科手術や体外照射による放射線治療と併用することができ、前立腺にとどまるものであればリスクの高い癌に対しても治療効果を最大限に引き出すことが可能です。

当院では関連病院からのご依頼などもお引き受けしております。経験豊富な当院での施術は、より高い治療効果と安全性につながるものと考えております。

前立腺がんに対するⅠ125密封小線源挿入療法
（2023.4掲載）