産学官連携
産学官連携とは、企業、行政等と連携することで、大学の研究成果(専門的ノウハウ、技術など)を実用化や産業化へと結びつける仕組みのことです。本学では、学内の研究シーズ集作成による学内外への情報発信、各種パートナリングイベントへの出展による産学連携マッチングを強化しており、保有する知的財産の事業化?実用化に向けた支援体制を強化するとともに、新たな研究アイディアを事業に効率よく結びつけるべく、幅広い支援強化を行っております。
産学官連携フロー
企業、行政等との研究は大きく分けて2種類に分けられます。
受託研究:民間企業等からの委託を受けて行う研究。研究アイデア?研究資金を企業等に出してもらう。
共同研究:民間企業等と本学の教員が共通の課題について共同で行う研究。研究アイデア?研究資金?試料?情報をお互いに出し合う。
受託研究?共同研究の流れ

契約書の雛形ダウンロード
契約書種別 |
概要 |
秘密保持契約書 | お互いに守りたい情報?技術?知識。ノウハウ等を他言しないこと等を約束する契約書。略称は、NDA(Non-Disclosure Agreement)。 |
受託研究契約書 | 受託研究を実施する場合に締結する契約書のテンプレート。研究にあたり、研究アイデア?研究資金を企業等に出してもらう場合はこちらの契約書。
※本学へ受託研究を依頼する場合は、研究委託申請書の提出が必要となります。 |
研究委託申請書
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共同研究契約書 | 企業と共同研究を行う際の契約書テンプレート。研究において、研究アイデア?研究資金?試料?情報をお互いに出し合う場合はこちらの契約書。 |
共同研究契約書(大学間向け) |
大学同士で共同研究を行う際の共同研究契約書のテンプレート。 |
特定臨床研究契約書 | 臨床研究法で定義された特定の条件を満たす医学研究を行う場合の契約書。 特定臨床研究に関する詳細は、臨床研究審査委員会(CRB)のページよりご確認ください。 |
研究試料の提供に関する契約書 〇本学から提供する際の雛形 【JP】【EN】 〇本学が受入をする際の雛形 【JP】【EN】 |
研究成果有体物を、外部機関の研究者との間で提供又は受入する際に、その取扱いを定める契約書。略称は、MTA(Material Transfer Agreement)。 |
学術指導契約書 | 大学の研究者が企業等に専門知識に基づく指導助言を行う際に締結する契約書。 |
契約の締結基準
契約種別 |
契約締結の基準 |
秘密保持契約 | 受託研究、共同研究の実施がまだ決まっておらず、内容や条件等を打ち合わせるにあたり、お互いに守りたい情報、知識、ノウハウ等があれば、契約を締結する。 |
受託研究契約 | 研究費の授受が発生するため、受託研究を実施する場合は、契約必須。 |
共同研究契約 |
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研究試料の提供に関する契約 | ![]() |
産学官連携の実績
大学の研究者が学外機関等の研究者と共通の課題について共同で取り組んでいる研究内容について一部公表しております。
この他にも、国内外の大学、研究施設等との実績があります。
産学連携に関する取組状況の公表(抜粋)
研究題目 | 代表者?所属?氏名 ※契約締結時の情報 |
共同研究機関 | 研究内容 |
病理レポート及び放射線レポートのデータ構築化システム開発と有用性の検討 |
臨床薬理研究所 諸星 北人 |
TXP Medical株式会社 IQVIAソリューションズ ジャパン株式会社 |
研究参加施設から取得される「がんの病理レポート」及び「放射線レポート」を共同研究機関と共有し、有用性を検討する。 |
次世代型新規がん診断法?治療法の開発 |
臨床薬理研究所 臨床腫瘍診断学 和田 聡 |
株式会社ZENICK LAB |
次世代機器を活用したこれまでにはない新しいがん診断法?治療法を開発する。 |
スーパーポリクロナール抗体及びヒトバーチャルポリクロナール抗体の共同研究 |
臨床薬理研究所 臨床腫瘍診断学 和田 聡 |
FPHS Medical株式会社 |
新型コロナ感染症に対する新規治療薬を共同で開発する。 |
光ノックダウンを応用した新規がん免疫治療法の開発 |
臨床薬理研究所 臨床腫瘍診断学 和田 聡 |
国立大学法人東京工業大学 |
昭和大学で行っている臨床応用を目指したがん免疫療法の研究に、東京工業大学で開発した光ノックダウンを応用して、がんに対する新規がん免疫治療法の開発を行う。 |
がん浸潤免疫細胞選択的二重特異性抗体の作製と有効性検討 |
臨床薬理研究所 臨床免疫腫瘍学部門 吉村 清 |
国立大学法人東京工業大学 |
現時点では非公開 |
パーキンソン病患者における口腔内崩壊錠服用時の口腔内着色許容度調査 |
臨床薬理研究所 肥田 典子 |
小野薬品工業株式会社 |
パーキンソン病患者に対して、摂食及び薬の服用に関するアンケート調査を行い、その嚥下機能分類を調査するとともに、口腔内崩壊錠を服用時の着色で許容される程度を確認し、嚥下機能低下患者を対象とした口腔内崩壊錠に求められる機能を明らかにする。 |
保有特許紹介(抜粋)

シーズ集?ニーズ集
医系総合大学である昭和大学だからこそのユニークな発想?着眼点からの研究シーズ?ニーズを数多く掲載することができました。掲載されました研究シーズ?ニーズが、近い将来、社会に実装され、医療に貢献できることを期待しています。
企業やアカデミアの皆様におかれましては、ご関心のある領域の研究からご覧いただければ幸いです。シーズ集に掲載されている研究者のご紹介も可能ですので、お気軽に統括研究推進センターまでお問い合わせください。心よりお待ちしております。

学内研究者向けの情報については、下記のリンクよりご確認ください。

昭和大学統括研究推進センター(SURAC)研究支援課
〒142-8555
東京都品川区旗の台1-5-8
TEL:03-3784-8019
E-mail:sangaku@ofc.showa-u.ac.jp
〒142-8555
東京都品川区旗の台1-5-8
TEL:03-3784-8019
E-mail:sangaku@ofc.showa-u.ac.jp