昭和大学藤が丘病院 臨床工学室

昭和大学藤が丘病院臨床工学室は、医療機器を安全に使用すべく日々業務に邁進しています。ローテーションで業務を行っているため、一つの業務に固定されることなくさまざまな業務に携わることができます。その中で特に興味のある、得意な分野を見つけ、スペシャリストとなれるよう目指しています。技士の年齢層は幅広いですが、業務の改善案や新たな提案など若手も意見を発することができる環境です。仕事だけでなく、家族サービスや海外旅行に行くなど、公私共に充実できます!

人員構成

(2023年4月現在)
技士責任者:野川 悟史(技士長)
他、臨床工学技士 19名  計20名

業務体制

(1)人員配置は日替わりでの担当とし、日々の状況への柔軟な対応と、人員育成の基礎となるジェネラリストとしての総合的な知識?技術の習得を目指している。一方で資格取得など、スペシャリストとしての知識および技術習得も達成するよう努力している。
?透析業務:血液(濾過)透析や血漿交換、血系吸着療法などの血液浄化治療
?心臓カテーテル室業務:ポリグラフシステムおよび生命維持管理装置の操作、保守管理
?不整脈治療関連業務:カテーテルアブレーション、ペースメーカ/ICD/CRT外来
?手術室業務:人工心肺装置の操作、各種手術装置の保守管理等
?救命救急?集中治療業務:人工呼吸器や生命維持管理装置、ME機器の操作?点検?保守管理
?その他、高気圧酸素治療業務、持続的血液浄化業務、ME機器の中央管理業務、職員へのME機器の使用方法等の教育等

 (2)日曜、祝日を含む毎日出勤体制で、夜間はオンコール体制をとっている。

実績


2019年度
2020年度2021年度2022年度
人工呼吸器(成人)6,172件3,771件4990件3750件
人工呼吸器(小児)518件365件365件254件
血液(濾過)透析4,909件4,385件4395件4781件
アフェレシス177件85件31件124件
持続的血液浄化417件311件333件311件
IVR(成人)941件734件908件841件
不整脈治療281件206件187件274件
人工心肺症例40件25件30件21件
非人工心肺症例23件14件10件21件
ロボット支援手術96件
PCPS?ECMO件数58件77件115件43件
補助循環用ポンプカテーテル11件
IABP件数198件129件187件191件
ペースメーカ(外来)1,562件1,377件1123件1063件
植込み?交換126件103件136件113件
機器管理(定期点検)559件540件510件543件
機器管理(CEによる修理)199件116件128件250件
高気圧酸素療法570件
675件
333件399件

臨床工学技士養成校より臨床実習生および病院見学等の受け入れ

(2019年度)
臨床実習
?読売理工医療福祉専門学校
?東海大学

病院見学
?埼玉医科大学
?東京電子専門学校
?帝京平成大学
?静岡医療学会専門大学校

学部連携実習等への協力
?文部科学省 感染症医療人材育成の医療機器(ECMO)実習へスタッフ派遣
(2020年度)
臨床実習
?神奈川工科大学
?読売理工医療福祉専門学校
?東海大学

学部連携実習等への協力
?文部科学省 感染症医療人材育成の医療機器(ECMO)実習へスタッフ派遣
(2021年度)
臨床実習
?北里大学
?神奈川工科大学
?東京医薬専門学校
?読売理工医療福祉専門学校
(2022年度)
臨床実習
?北里大学
?神奈川工科大学
?東京医薬専門学校
?東海大学

講演

(2019年度)
開催日 内容 主催 開催地
2020年1月 臨床工学技士試験対策セミナー(呼吸器部門) 神奈川県臨床工学技士会 若者活性化委員会神奈川
2020年2月 CEのための医療安全フォーラム 日本光電工業株式会社東京
2020年3月 臨床工学技士の業務と現場モニタリング
必要性と課題
日本生体医工学会
(専門別研究会 精神?睡眠医療とME研究会)
埼玉(WEB)


(2021年度)
開催日内容主催開催地
2021年5月生体情報モニタ(セントラルモニタ)の安全教育日本医療安全学会Web

(2022年度)
開催日
内容
主催
開催地
2023年2月
耐用期間を超えた医療機器の安全指標について  ~ベッドサイドモニタ?送信機~
クリニカルエンジニアリング研究会Web

学会発表

(2019年度)
開催日 内容 主催 開催地
2019年4月 「腫瘍崩壊症候群(TLS)に対し、持続的腎補助療法(CRRT)の早期導入が有効であった2症例」 第46回日本血液浄化技術学会学術大会 東京
2019年5月 アトムメディカル社製輸液ポンプの流量精度の検証 第29回日本臨床工学会 岩手
2019年6月 各種輸液ポンプの初期流量特性についての検討 第94回日本医療機器学会大会?学術集会 大阪
2019年6月当院における突発性難聴症例に対するHBOの現状第16回日本臨床高気圧酸素?潜水医学会、第54回日本高気圧環境?潜水医学会合同学術集会東京
2019年10月NPPV回路違いによる加温加湿性能の比較検討第10回関東臨床工学会茨城
2019年11月心内波形シミュレーションシステムの使用経験カテーテルアブレーション関連秋季大会2019石川
2019年11月臨床工学技士(CE)による生体情報モニタ(セントラルモニタ)の安全教育第14回医療の質?安全学会学術集会京都

(2020年度)
開催日内容主催開催地
2020年6月セントラルモニタのアラームの検証~73万件のアラーム件数からの傾向~第22回日本医療マネジメント学会京都
2020年9月室温によるNPPV回路内の結露の比較第30回日本臨床工学会愛知(WEB)
2020年11月災害における行動マニュアルカードの有用性の検討第65回日本透析医学会学術集会?総会(WEB)

(2021年度)
開催日内容主催開催地
2021年5月「耐用期間を超えた医療機器の使用について」日本臨床工学会熊本(Web)
2021年12月「セントラルモニタアラームの傾向~100万件を超えるアラームの検証~」日本医療機器学会WEB

(2022年度)
開催日
内容
主催
開催地
2022年5月
「耐用期間を超えた医療機器の新たな安全指標~ベッドサイドモニタ~」
日本臨床工学会
茨城
2022年7月
「耐用期間を超えた医療機器の新たな安全指標~送信機について~」
日本医療マネジメント学会兵庫
2022年11月
当院での威廉希尔·(WilliamHill)官方 - 中文网站感染症に対する血液浄化療法における取り組み関東甲信越臨床工学会神奈川
2023年2月
当院での威廉希尔·(WilliamHill)官方 - 中文网站感染症に対する血液浄化療法における取り組み
東京透析研究会東京
2023年2月
デバイス遠隔システム(RMS)の導入における医師の業務負担軽減などの効果
植込みデバイス関連冬季大会宮城

論文、投稿原稿


(2021年度)
論文タイトル
分類(雑誌名)
生体情報モニタ(セントラルモニタ)のアラーム教育
 -アラームへの迅速な反応を高めるアラーム教育-
原著論文(日本医療マネジメント学会雑誌22巻2号)



(2023年8月18 日 更新)