鈴木絢子助教?西山穂奈美助教の症例報告論文が日本病院総合診療医学会雑誌に掲載
講演?発表#医学部
論文情報
?論文名: 骨化頭血腫の乳児2 例
?掲載誌: 日本病院総合診療医学会雑誌 (20巻第6号, 335-340, 2024)
?著者: 鈴木絢子、森井翔太、阿部祥英、三輪善之、松橋一彦、長谷川真、池田尚人
?論文名: ホスホマイシンで内服加療したExtended-spectrum
β-lactamase 産生大腸菌による膀胱炎の1 男児例
?掲載誌: 日本病院総合診療医学会雑誌 (20巻第6号, 346-351, 2024)
?著者: 西山穂奈美、阿部祥英、渡邊佳孝、里美貴、安原努、金澤建、松橋一彦、福地邦彦
【鈴木絢子助教のコメント】
学会発表のお話を打診された時は、臨床研修を始めたばかりの自分に可能なのかと不安でしたが、症例報告論文にまでまとめられたのは、ひとえに上級医の先生方の丁寧なご指導のおかげだと深く感謝しています。ポスターの作成方法や論文の書き方は勿論のこと、視点のアドバイスや自分だけでは見つけられなかった文献の検索など多くのご教授をいただきました。また、途中で諦めそうになるところを、阿部教授には丁寧に何度もお声がけいただき論文を完成することができました。研修医の時期にこのような貴重な経験をさせていただけたこと、ご指導くださった先生方に重ねてお礼を申し上げたいと思います。忙しい臨床の中で学会発表に取り組むことは大変ですが、論文化することでより多くの人に情報を届けられること、その重要性を実感しました。これからも臨床をしながら学び続け、論文として形に残す努力も続けたいと思います。
【西山穂奈美助教のコメント】
昨年の3月まで昭和大学江東豊洲病院の臨床研修医として在籍し、現在は昭和大学小児科学講座に専攻医として所属しております。阿部教授には学会発表、文献作成の機会をいただき、研修医のうちにどちらも経験することができたのは今振り返っても良い経験となりました。専攻医となった今、今回の経験を糧にこれからも精進して参りたいと思います。最後までご指導いただきました阿部先生をはじめ、関わってくださった全ての先生方に深く御礼申し上げます。【阿部祥英教授(江東豊洲病院こどもセンター長)のコメント】
江東豊洲病院の臨床研修医の先生方が学会発表を行ったのち、症例報告論文を執筆して外部に発信したことは、本人たちの実績のみならず、教育機関の実績としても意義があります。彼女たちは各科に配属される期間は短くても、時間をかけて一例一例から医学的な意義を見出し、誰でも読める文献に仕上げました。私が若い頃「ダイヤの原石を石ころにするな」という教えを恩師から賜り、長年、目の前の患者さん一人一人からできるだけ多くのことを学びとることだと解釈していました。しかし、先輩は若き医師たちの可能性を潰してはならないとも解釈できます。臨床研修を終え、各科の専攻医として巣立ったダイヤの原石たちの成長を見守ります。【関連リンク】
日本病院総合診療医学会
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