スポーツ歯科外来
外来紹介
「スポーツ」と「健康」に対する関心はより一層高まりつつあり、医療分野からのサポートもさまざまな形で行われています。スポーツを行う上で、歯と口の健康はとても大切です。歯の痛みや上手く噛めないなどの歯科的な問題による栄養不良やパフォーマンスの低下を回避し、良好なコンディションを維持するのが「スポーツ歯科」の役割です。主要国際大会の選手派遣前メディカルチェックとして、内科?整形外科?歯科の3科受診が義務付けられております。
スポーツ歯科外来は、2011年9月に当院に開設されました。開設後10年が経過し、シーズンオフになると定期的に当外来を受診するアスリートも多くいます。何事も早期発見?早期治療が重要です。
また当外来では、アスリートやスポーツ愛好家を対象にスポーツマウスガードの製作を専門に行っております。マウスガードはスポーツ店で販売されている既製品が安く手に入りますが、大きく、話しにくいなどの違和感が強いだけでなく、咬み合わせの調整を行っていないため顎関節症を引き起こす可能性が危惧されます。「顎の形態や機能」に詳しい日本顎関節学会の指導医および「咬み合わせ」の専門家である日本補綴学会の指導医が中心となり、日本スポーツ歯科医学会所属の歯科医師がカスタムメイドのスポーツマウスガードを製作します。競技種目やレベル、ポジションに配慮し、咬み合わせ、咬合力などの検査を行ったうえで適切なマウスガードを装着することが可能です。
これからも専門外来として質の高い治療をスタッフ一同提供していきます。
スポーツ歯科外来は、2011年9月に当院に開設されました。開設後10年が経過し、シーズンオフになると定期的に当外来を受診するアスリートも多くいます。何事も早期発見?早期治療が重要です。
また当外来では、アスリートやスポーツ愛好家を対象にスポーツマウスガードの製作を専門に行っております。マウスガードはスポーツ店で販売されている既製品が安く手に入りますが、大きく、話しにくいなどの違和感が強いだけでなく、咬み合わせの調整を行っていないため顎関節症を引き起こす可能性が危惧されます。「顎の形態や機能」に詳しい日本顎関節学会の指導医および「咬み合わせ」の専門家である日本補綴学会の指導医が中心となり、日本スポーツ歯科医学会所属の歯科医師がカスタムメイドのスポーツマウスガードを製作します。競技種目やレベル、ポジションに配慮し、咬み合わせ、咬合力などの検査を行ったうえで適切なマウスガードを装着することが可能です。
これからも専門外来として質の高い治療をスタッフ一同提供していきます。
2011年9月 | 昭和大学歯科病院スポーツ歯科外来 開設 |
2015年4月 | 昭和大学スポーツ運動科学研究所 設立 |
2016年1月 | 昭和大学スポーツ運動科学研究所 スポーツ歯科外来 開設 (昭和大学藤が丘リハビリテーション病院内) |
診療体制
スポーツ歯科外来では、アスリートからの多くのニーズに応えるため、昭和大学歯科病院の他の専門外来と緊密に連携しながら質の高い治療を提供して参ります。また当外来は、日本スポーツ歯科医学会公認マウスガード研修施設であり、日本スポーツ歯科医学会認定スポーツ歯科認定医(歯科医師)および公認マウスガードテクニカルインストラクター(歯科医師?歯科技工士)、認定スポーツデンタルハイジニスト(歯科衛生士)がトータルにサポートいたします。
診療方針
下記の内容を主に実施し、アスリートひとりひとりの生活の質を向上させることを目標としております。- アスリートに対するデンタルチェック(歯科健診)
- マウスガードの製作?調整
- スポーツ外傷(歯の脱臼?破折、顎の骨折等)に対する相談?応急処置?治療
- 歯科疾患全般(むし歯や親知らず)に関する相談?治療
- 歯の噛み合わせ不良や食いしばり、歯ぎしり、顎関節症に関する相談?治療
特徴的な診療領域
1.アスリートに対するデンタルチェック(歯科健診)
2.マウスガードの製作?調整
治療期間
マウスガード製作に関しては、型取りをしてから約3週間程度製作にお時間をいただいております。(急を要する等の場合には、必要に応じて担当医にご相談下さい)
治療回数
マウスガード製作まで約2回の通院が必要です。1回目 初診相談、お口の中の要治療歯等の有無の確認、マウスガード型取り
2回目 マウスガード調整?装着
主なリスク(副作用)
マウスガード装着により稀に咬み合わせやあごの関節に違和感が生じることがあります。その際は使用を中止し、早めに受診をしていただきますようお願いします。使用上の注意
- 必ずご自身のマウスガードを使用し、他人のマウスガードの使用は感染の恐れがありますので避けてください。
- 使用後は常温の水で洗ってください。変形する可能性がありますので、お湯での洗浄や熱を加えることは避けてください。
また、内面に細かな傷がつきやすいので、歯ブラシやスポンジなどで力をかけて清掃する必要はありません。 - 使用状況により、マウスガードの劣化の程度は異なります。6ヵ月?1年に一度程度の適合状況のチェックや作り替えが必要になります。
マウスガードの価格表
スポーツマウスガード | 税込価格 | 税抜価格 | 消費税 | |
一般用 | 1層 | ?11,550 | ?10,500 | ?1,050 |
2層 | ?19,250 | ?17,500 | ?1,750 | |
3層(特殊色) | ?20,350 | ?18,500 | ?1,850 | |
学生用 | 1層 | ?6,050 | ?5,500 | ?550 |
2層 | ?10,450 | ?9,500 | ?950 | |
3層(特殊色) | ?11,550 | ?10,500 | ?1,050 | |
フルカスタムデザイン | ?39,600 | ?36,000 | ?3,600 | |
モーターサイクルスポーツ用マウスガード | ?6,050 | ?5,500 | ?550 |
主な対象疾患
マウスガード
MG着用が完全義務化されているスポーツ
ボクシング | 【国際ボクシング協会】赤色不可
【日本ボクシングコミッション】試合に臨む際は2個以上 【日本ボクシング連盟】赤色不可 |
テコンドー | 【全日本テコンドー協会】白色または透明に限る |
アメリカンフットボール | 【日本アメリカンフットボール協会】
白色や透明以外の装着が確認できる色に限る |
ラクロス | 【日本ラクロス協会】
白色や透明以外の一見して装着が確認できる色が望ましい |
ムエタイ?キック | 規定なし |
総合格闘技 | 規定なし |
MG着用が一部義務化されているスポーツ
ラグビー | 【日本ラグビーフットボール協会】
U15?U18 高校生以下は義務 それ以外は推奨 U15は乳白色、透明、黒、濃紺等とし、華美な色は不可 |
空手 | 【日本空手協会 全日本空手道連盟】無色透明に限る
【極真会館】極真会館認定の歯科医が作製したMGを義務化 |
アイスホッケー | 【日本アイスホッケー連盟】
1974年12月31日以降に生まれた競技者は義務 単色透明、肌色、白色は不可 |
インラインホッケー | 【日本ローラースポーツ連盟】
18歳以下は義務 練習中は推奨 |
フィールドホッケー | 【日本ホッケー協会】
中学高校は義務 それ以外は推奨 |
MG着用にルールのあるスポーツ
バスケットボール | 【日本バスケットボール協会】
無色透明のものであれば装着可 ロゴは1箇所のみ サイズは5平方cmを超えてはならない |
硬式野球 | 【日本高等学校野球連盟 全日本大学野球連盟】
白または透明のもののみ許可 |
柔道 | 【全日本柔道連盟】
白色または透明なものに限り使用できる 畳に上がる前に審判員または試合場係員に申告すること |
モータースポーツ | 【日本モーターサイクルスポーツ協会】
口の中の出血が見分けやすいように 赤色以外の明るい色推奨 常時噛まないと固定されないMGは誤飲防止の為使用禁止 |
ハンドボール | 【日本ハンドボール協会】
透明であり、単色のものであれば使用できる 不透明や、複数の色のものは使用できない |
ゴルフ | 【日本ゴルフ協会】
MGの使用が、医学的に正当な根拠があり、 不当な利益がないと委員会が認めれば使用可 |
MG着用が推奨されるスポーツ
サッカー
野球
スキー
馬術
バレーボール
ソフトボール
スノーボード
重量挙げ
テニス
レスリング
スケートボード
砲丸投げ
水球
体操
サーフィン
やり投げ
相撲
トランポリン
自転車
射撃競技
アームレスリング 等
スポーツ外傷(歯の脱臼?破折、顎の骨折等)に対する相談?応急処置?治療(専門外来への紹介)
歯科疾患全般(むし歯や親知らず)に関する相談?治療(専門外来への紹介)
歯の噛み合わせ不良や食いしばり、歯ぎしり、顎関節症に関する相談?治療
スタッフ紹介
医師名 | 役職 | 資格 |
菅沼 岳史 | 教授?診療科長(顎関節症治療科) | 公益社団法人 日本補綴歯科学会認定 補綴歯科専門医?補綴歯科指導医
一般社団法人 日本顎関節学会認定 歯科顎関節症専門医?歯科顎関節症指導医 |
犬井 知美 | 助教?診療科長補佐(顎関節症治療科) | |
芳賀 秀郷 | 兼担 准教授(矯正歯科) |
公益社団法人 日本矯正歯科学会認定 矯正歯科認定医?矯正歯科指導医
一般社団法人 日本口蓋裂学会認定 口唇裂?口蓋裂認定師(矯正歯科分野) 一般社団法人 日本歯科審美学会認定 審美歯科認定医 一般社団法人 日本スポーツ歯科医学会認定 スポーツ歯科認定医?スポーツ歯科専門医?認定MGテクニカルインストラクター 一般社団法人 日本スポーツ協会 スポーツデンティスト |
2024年12月1日 現在
外来担当医表
スポーツ歯科外来
医療従事者の方へ
医療連携?紹介制度について
ご紹介にあたり、各医療機関の先生方とのよりよい病院連携を保つため、当外来の紹介システムのご案内とお願いをお知らせします。初診の受付時間について
初診受付時間:月~土:8:30~11:30、13:00~15:00休診日:日曜、祝日、創立記念日(11月15日)、年末年始(12月29日~1月3日)
初診時及び土曜は混雑のため多少お待たせすることがございます。
(早い時間帯の来院をご指示ください)
担当医の指名について
担当医を指名してご紹介の場合は、診療日を3階西診療室(内線233)にてご確認の上ご紹介ください。ご紹介に対する返書報告(診療情報提供)について
- 初診時報告:すみやかに来院のお知らせを郵送いたします。
- 経過報告?終診報告:処置内容、検査結果などについて、適宜ご報告いたします。
当外来の予約変更について
スポーツ歯科外来受付電話番号(直通):03-5498-1903
受付時間:月曜日~土曜日 9:00~16:00
休診日:日曜日、祝日、創立記念日(11月15日)、年末年始