皮膚科

お知らせ 
?2024.8.1      皮膚描記症 ?機械性蕁麻疹 の有病率に関する全国アンケート調査                                   Japan Prevalence-D  
日本の蕁麻疹国際認証センター(Japan UCAREs)の調査チームは、世界の蕁麻疹国際認証センターUCAREsと共同で、Prevalence-Dという国際共同研究に参加します。本調査は、一般に、どれくらいの方が皮膚描記症、なかでも慢性症候性皮膚描記症(=機械性蕁麻疹)で悩まれているのか(有病率)を調べ、その影響を分析することによって、この病気の診療を改善することを目的にしています。この病気がある方もない方も、どなたでも参加できます。所要時間は3~5分。                   下記のURLやQRコードから、ぜひご参加ください。ご協力をお願いいたします! おひとり、おひとりの参加が蕁麻疹診療を変える力になります☆彡                      


【重要】患者さま、地域の先生方へ
皮膚科は平成29年4月1日より威廉希尔·(WilliamHill)官方 - 中文网站附属東病院から
外来は威廉希尔·(WilliamHill)官方 - 中文网站中央棟3階へ、入院は入院棟9階へ移動しました。

診療科紹介 

DSC05176(猪股)_加工済診療科長
猪又 直子

当科では、全ての皮膚疾患を対象にして、診断と治療を行っております。
特に専門としているのは先々代飯島正文教授、先代末木博彦教授より中心テーマとしている「重症薬疹」をはじめ、「アトピー性皮膚炎や蕁麻疹などの皮膚アレルギー疾患」「乾癬」 「皮膚良性?悪性腫瘍の手術」や「レーザー治療」などです。
専門外来としてはアトピー外来、蕁麻疹外来、遺伝性血管性浮腫外来、乾癬外来、光線療法外来?レーザー外来?腫瘍手術外来のほか、特殊検査としてプリックテストやパッチテストの専門外来など数多くの専門外来を設置しています。特に、蕁麻疹と遺伝性血管性浮腫は、国際診療センターの認証(UCARE?ACARE)を受けており、最新の治療を受けることができます。

以前は難治であったアトピー性皮膚炎、蕁麻疹、乾癬など多くの皮膚疾患に対し、近年、生物学的製剤などの分子標的薬が次々と開発され、一般診療にも取り入れられるようになりました。当院でも、個々の患者さんに適した薬剤の導入を積極的に行っておりますので、お気軽にご相談下さい。

入院診療は、複数の医師によるチーム体制で行っております。
水痘、帯状疱疹、麻疹、蜂窩織炎 などの感染症をはじめ、アトピー性皮膚炎の教育入院、薬疹の集学的治療、乾癬の生物学的治療の導入、皮膚腫瘍?皮膚癌の手術や化学療法、 天疱瘡?類天疱瘡のステロイドパルス療法?血漿交換療法?IVIG療法、下腿潰瘍のVAC療法 など幅広い疾患の治療を行っています。

なお、平成29年4月1日より当科は、威廉希尔·(WilliamHill)官方 - 中文网站附属東病院から威廉希尔·(WilliamHill)官方 - 中文网站中央棟へ移転しました。それを期に、手術枠も増設し、充実した診療体制を目指しています。

診療のながれ

原則、月~土曜日の午前?午後に診療を行っています。
初診は原則として教授、准教授、講師が担当致します。詳しくは「外来担当表」をご覧ください。

まず、初診外来に受診していただき、2回目以降は、診断に沿って専門外来、一般再来、処置外来、手術?手術相談外来などに予約を取らせていただきます。

手術や病理組織検査の必要な患者は月曜日?火曜日?木曜日?金曜日午後に手術?皮膚生検術を施行します。単純切除が不可能な腫瘍に対しては、分層?全層植皮術等を行い入院手術と致します。手術?皮膚生検術の病理組織学的所見については、原則、毎週月曜日午後の教授特診で患者に説明し、特に紹介患者さんは最終結果を紹介元の先生にご報告いたします。

治療方針

個々の患者さんの皮膚疾患の特徴を踏まえた上で、最適な検査や治療をわかりやすく説明し、患者さんと一緒に最善の医療を提供するように努めます。

特徴的な診療領域
?アレルギー:アトピー性皮膚炎, 蕁麻疹, 食物アレルギーなど皮膚アレルギー疾患全般の各種検査、ならびに、分子標的薬を含めた治療を行っております。
?薬疹:Stevens-Johnson 症候群、toxic epidermal necrolysis(TEN)、薬剤性過敏症症候群(DIHS)などの重症薬疹の早期診断、集学的治療が可能です。
?乾癬:保険収載されている、すべての生物学的製剤が処方できます。また、光線治療はnarrow-band UVB光線療法は従来の部分照射型装置と全身照射装置を設置し、毎日(月~土曜日)のAM?PMに治療が受けられます。
?皮膚外科:外来および入院での手術、皮膚生検を毎日実施しております。安心して手術を受けていただけるように、手術に関するご相談ができる外来(木?金AM)を開設しています。




主な対象疾患

皮膚科一般, アトピー性皮膚炎, 接触皮膚炎蕁麻疹, 血管性浮腫(遺伝性血管性浮腫を含む), 食物アレルギー, アナフィラキシー, 薬疹(Stevens-Johnson 症候群やTENなどの重症薬疹を含む),   乾癬(尋常性乾癬,関節症性乾癬, 膿疱性乾癬ほか),化膿性汗腺炎),  皮膚腫瘍(良性, 悪性含む, 色素性母斑〔ほくろ〕, 基底細胞癌, 有棘細胞癌ほか), 自己免疫性水疱症(天疱瘡や類天疱瘡など), 膠原病(全身性エリテマトーデス,皮膚筋炎,全身性強皮症ほか), 色素異常症(扁平母斑,太田母斑ほか) ウイルス性疾患(帯状疱疹, ウイルス性発疹症など), 細菌感染症(尋常性ざ瘡〔にきび〕や蜂窩織炎など)  

<主な診療領域の治療や検査>                        
?アトピー性皮膚炎に対する分子標的治療薬(Dupilumab, Nemolizumab, JAK阻害薬など)                             アトピー性皮膚炎, 蕁麻疹, 食物アレルギーなど皮膚アレルギー疾患全般の各種検査や治療を行っております。
?薬疹:Stevens-Johnson 症候群、toxic epidermal necrolysis(TEN)、薬剤性過敏症症候群(DIHS)などの重症薬疹の早期診断、集学的治療が可能です。
?乾癬:保険収載されている、すべての生物学的製剤が処方できます。また、光線治療はnarrow-band UVB光線療法は従来の部分照射型装置と全身照射装置を設置し、毎日
   (月~土曜日)のAM?PMに治療が受けられます。
?皮膚外科:外来や入院での手術、皮膚生検を毎日実施しております。単純切除術、拡大切除術、皮弁形成術、植皮術、VC療法など、病状にあわせて外科的治療を組み合わせて実施していきます。








専門外来

専門外来主な対象疾患と特徴
アトピー外来◇アトピー性皮膚炎:分子標的治療薬がすべて受けられます。
例えば、デュピルマブ(デュピクセント),イブグリース(レブリキズマブ), ネモリズマブ(ミチーガ), ウパタシチニブ(リンボック), バリシチニブ(オルミエント), アブロシチニブ(サイバインコ)など。
なお、分子標的薬の適応に関するご相談だけでも受診可能です。
蕁麻疹?食物アレルギー外来◇慢性特発性蕁麻疹:オマリズマブ(ゾレア)やデュピルマブ(デュピクセント)による治療を行っています。
◇蕁麻疹の病型検査を実施しています。コリン性蕁麻疹では、入院の上、発汗試験や特発性後天性全身性無汗症(AIGA)の検査を行います。
なお、分子標的薬の適応に関するご相談だけでも受診可能です。
HAE外来◇遺伝性血管性浮腫:診断と治療の両方が可能です。
血漿C1インアクチベーター(ベリナートP静注用500、ベリナート?皮下注用 2000)、 ラナデルマブ(タクザイロ)、ベロトラルスタット(オラデオ)、イカチバント(フィラジル)など、保険収載されている薬剤はすべて処方可能です。
プリックテスト外来◇食物アレルギー,薬剤アレルギーなどの即時型アレルギーの精密検査を行います。なお、アナフィラキシーの皮膚テストは入院の上、実施することがあります。
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パッチテスト外来◇薬疹?薬剤アレルギー, 接触皮膚炎(かぶれ), 金属アレルギーなどの検査を行います。
 歯科金属や整形外科?脳外科手術など金属装着前の検査としても利用できます。
 方法:試薬を貼付した後、2?3?7日目に判定します。貼付日は月?火?水から選べます。
乾癬外来
◇尋常性乾癬, 乾癬性関節炎, 膿疱性乾癬, 化膿性汗腺炎ほか。
分子標的薬として、アダリムマブ(商品名:ヒュミラ), インフリキシマブ(レミケード),ウステキヌマブ(ステラーラ),  セクキヌマブ(コセンティクス), ブロダルマブ(ルミセフ), イキセキズマブ(トルツ)など、保険収載されている薬剤すべてで治療を受けることができます。
水疱症外来◇尋常性天疱瘡や水疱性類天疱瘡など自己免疫性水疱症の治療など
光線外来
◇narrow-band UVB 紫外線療法(全身型?部分型)対応疾患:乾癬、尋常性白斑、類乾癬、掌蹠膿疱症、菌状息肉症、アトピー性皮膚炎
◇エキシマライト対象疾患:尋常性白斑、円形脱毛症、尋常性乾癬、掌蹠膿疱症など
手術相談外来◇手術希望の患者様を対象に、手術の適応や方法についてご相談に応じます。                  
 手術相談外来は、火?木?金AMに開設しています。1676262259989
レーザー外来Qスイッチレーザー  
 保険適応: 太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性色素沈着症、扁平母斑
 自由診療: 老人性色素斑、雀卵斑など

※当院は色素レーザー(Vビーム)の取り扱いがないため、血管腫、毛細血管拡張症などの受け入れは見合わせております。また、全身麻酔でのレーザー治療も行なっておりません。
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スタッフ紹介

医師名役職専門分野資格
猪又 直子主任教授皮膚アレルギー疾患
アトピー性皮膚炎,
蕁麻疹, 遺伝性血管性浮腫
薬剤?食物アレルギー
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
日本アレルギー専門医?指導医
医学博士
北見 由季客員教授皮膚真菌症日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
日本医真菌学会認定 真菌学専門医
医学博士
小林 香映講師乾癬, 皮膚病理日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
医学博士
池田 祐輔兼任講師アトピー性皮膚炎日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
医学博士
岩井 信策兼任講師皮膚外科日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
医学博士
猿田 祐輔兼任講師皮膚病理日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
医学博士
田代 康哉
兼任講師
皮膚外科日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
医学博士
高橋 奈々子助教皮膚科学一般医学博士
北島 真理子助教皮膚科学一般
岩橋 ゆりこ助教皮膚アレルギー疾患  
接触皮膚炎
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
三輪 祐助教皮膚科学一般日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
吉田 春奈助教皮膚アレルギー疾患 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
石橋 智助教乾癬
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
須長 由真講師
薬疹日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
医学博士
新屋 光一朗助教皮膚アレルギー疾患 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
医学博士
青木 道助教皮膚科学一般
西村 望助教(医科)
皮膚科専攻医5年次
佐々木 大和
助教(医科)

皮膚科専攻医5年次
和泉 光晃
助教(医科)

皮膚科専攻医5年次
川上 大輔
助教(医科)
皮膚科専攻医4年次
萩原 愛理奈助教(医科)
皮膚科専攻医4年次
雷 小峰助教(医科)
皮膚科専攻医4年次
医学博士
三浦 淳助教(医科)
専攻医3年次
村山 友理助教(医科)
専攻医3年次
国内留学:埼玉医科大学国際医療センター
井上 華那助教(医科)
専攻医2年次
国内留学:虎の門病院
風間 絢花 助教(医科)
専攻医2年次
山浦 真衣子 助教(医科)
専攻医2年次
国内留学:埼玉医科大学国際医療センター
横山 祥子助教(医科)
専攻医2年次
長谷川 絢哉
助教(医科)

専攻医1年 次
宋 基旦
助教(医科)

専攻医1年次
畑 貴之
助教(医科)

専攻医1年 次
望月 ルカ
助教(医科)

専攻医1年 次
大田 美智
非常勤臨床女性医師
真菌症, 爪疾患医学博士
岩立 和子
非常勤臨床女性医師薬疹
城内 和史
非常勤医師
皮膚外科
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
井藤 遥 非常勤臨床女性医師薬疹日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医

外来担当医表

初診が混雑している場合は、初診医が対応できない場合があります。ご了承いただければ幸いです。
皮膚科

医療従事者の方へ

診療実績

初診患者数(月平均)

2021年度       174人
2022年度       177人
2023年度                     190人

紹介患者数(初診+再診)(月平均)

2021年度       166人
2022年度       179人
2023年度       190

入院患者数(月平均)

2021年度       23.1人
2022年度       16.6人
2023年度          18.7

手術件数(月件数)

【手術室(全身麻酔+局所麻酔)手術件数】 
2021年度      20件
2022年度      19件
2023年度                    18件


【外来局所麻酔手術件数】
2021年度      930件
2022年度      952件
2023年度                    927件

医療連携?紹介制度について

当科の診療内容をご紹介します。

入局を希望される方へ

入局希望の研修医や医学生の方々に当科の詳細をご紹介します。

入局?見学に関するお問い合わせは、 昭和大学皮膚科 人事担当(derma.jinji@med.showa-u.ac.jp) までご連絡ください。
 

  

患者さんへ

患者さんへ当科の詳細をご紹介します。