内視鏡センター

センター紹介

センターでは消化器内科?消化器外科が消化器疾患、呼吸器内科?呼吸器外科が呼吸器疾患を担当しております。消化管の内視鏡を行える部屋がセンター内に7部屋、DR室に2部屋あり、センター内で上部?下部消化器内視鏡検査およびESDなどの治療内視鏡、DR室で小腸疾患、膵胆道系疾患、呼吸器疾患の内視鏡診断と治療を主として行っています。さらに消化管の内視鏡検査は診断だけでなく内視鏡を用いての低侵襲治療を積極的に行っています。
DSC09655(山村)_加工済センター長
山村 冬彦

診療体制

消化器疾患は消化器内科?消化器外科が担当し、呼吸器内科?呼吸器外科が呼吸器疾患を担当しております。消化管の内視鏡検査をセンター内の7部屋で行い、膵胆道系の検査?治療および気管支内視鏡をDR室の2部屋で行っております。

診療方針

消化器内科?消化器外科が合同で内視鏡センターを運営しております。外科?内科の垣根を取り払い、症例の共有、最善の治療法選択が円滑に行えます。個々の患者さんに対する最新かつ高度な医療を推進しています。

特徴的な診療領域

2021年4月に内視鏡センター全検査室(7部屋)が、最新のオリンパス製内視鏡システム《EVIS X1》になりました。
4
《EVIS X1》
またビデオスコープも、最新式である拡大倍率125倍の上部内視鏡スコープ《GIF-XZ1200》、拡大倍率135倍の下部内視鏡スコープ《CF-XZ1200I》に更新いたしました。
1
《GIF-XZ1200》
2
《CF-XZ1200I》
3

これにより今まで以上の高画質拡大観察が可能となり、さらに進化したNBI観察、新狭帯域光RDI観察、新画像強調技術TXIを駆使してより精密な診断を行うことが可能となりました。
5
6
7
最新の内視鏡ビデオスコープ《GIF-H290T》、《PCF-H290TI》導入によりさらに安全な内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)、内視鏡的粘膜切除術(EMR)を行えるようになりました。

主な対象疾患

  • 食道疾患
  • 小腸疾患
  • 炎症性腸疾患
  • 胃疾患
  • 大腸疾患

診療内容や特色の詳細

食道?胃?大腸の早期癌に対して《GIF-H290T》《PCF-H290T》を用いて内視鏡的粘膜下層剥離術(Endoscopic submucosal dissection: ESD)、内視鏡的粘膜切除術(Endoscopic mucosal resection:EMR)を積極的に行っております。
GIF-H290T《GIF-H290T》
PCF-H290T《PCF-H290T》
出血性消化性潰瘍、食道静脈瘤破裂、大腸憩室出血、直腸潰瘍などの消化管出血や消化管異物に対して、夜間?休日を問わず最新の内視鏡システム《EVIS X1》および最新のビデオスコープ《GIF-H290T》《PCF-H290T》を用いて治療しております。
?膵胆道疾患では消化器内科 吉田教授指導のもと、新機種《TJF-Q290V》でERCP(内視鏡的逆行性胆膵造影)、内視鏡的胆道ステント留置術(EBS:tube stent留置術およびSEMS「自己拡張型金属ステント留置術」)、閉塞性黄疸に対する胆道ドレナージENBD(内視鏡的経鼻胆道ドレナージ)などを行っております。 また胆管炎や閉塞性黄疸などの緊急ドレナージ術を随時行える体制を整えております。
TJF-Q290V《TJF-Q290V》
(先端フードがディスポーザブル化されました)
また《GF-UE290》《GF-UCT260》を用いて高画質での超音波内視鏡診断を行い、症例に応じてEUS-FNA(超音波内視鏡を用いた細径針生検)も積極的に行っております。
GF-UE290《GF-UE290》
11
12


外来担当医表

内視鏡センター

医療従事者の方へ

診療実績

検査?治療実績

2023年度2022年度
上部消化管内視鏡検査7,047件
7,062件
胃瘻造設81件77件
内視鏡的食道粘膜剥離除(ESD)44件59件
内視鏡的胃粘膜剥離除(ESD)91件151件
下部消化管内視鏡検査4,607件4,672件
内視鏡的大腸粘膜切除(EMR)381件407件
大腸cold snare polypectomy2,840件1,817件
内視鏡的大腸粘膜剥離除(ESD)96件81件
パテンシーカプセル27件15件
カプセル内視鏡33件23件
小腸内視鏡25件23件
内視鏡的逆行性胆膵造影(ERCP)510件430件
超音波内視鏡(EUS)413件407件
超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診(EUS-FNA)138件138件

医療連携?紹介制度について

医療連携室経由で高精度な上部?下部内視鏡検査を近隣の先生方が直接予約できるシステムを導入しております。